音楽劇 ひびき


演出/加藤義明 脚本・演出/まはる

 

あなたは「ふつうの人ですか」?  「障害」は本当に「障害」なのか・・・そんな疑問からはじまったこの物語。「ふつうの人」が「知的障害者」と呼ぶ「ふつうじゃない女の子」、ひびきは15歳。ひびきの毎日は幸せいっぱい明るく元気に溢れている。そんなおてんばひびきを、育てるがんばり屋のお母さん、くも。ある日、一本の電話をとったひびきは、大好きなお父さん(拓斗)に逢うため、一人で出かけてしまう・・・。くもの心配もなんのその、ひびきはお父さん目指して、元気いっぱい出発進行!!!道行く人との出逢いの中で、ひびきが残す小さなしあわせ。「ふつうの生き方」しかできなくても、「ふつじゃない生き方」しても、生きていくって本当に苦しいこともある。でも生きているから幸せもやってくる。だから生きてることは、ただそれだけで素晴らしい。大切なことを忘れかけている私たちの心にやさしくひびく。物語に散りばめられた小さなしあわせが、あなたの心をいっぱいにします。

 

(2011年)