音楽劇 雪、紫陽花に積もる。


演出/加藤義明 脚本・演出/まはる

 

現実から逃げるようにして奈良を出て、憧れていた東京でひとり暮らす22歳の陽花(はるか)。何不自由のない人生を歩んでいたはずの、同級生のゆきの自殺未遂。そして薫(かおる)の上京。そして、祖母の死を告げる父からの電話。

 

 子ども世界だけのように思われがちな「いじめ」という問題を、大人の世界にも枠を広げて考え、親と子、友達の絆をテーマに、人は、大切な人の「死」に直面し各シーンに合わせて演奏される心地よい音楽と共に、物語は進んでいく。

 

(2009年)