演出/加藤義明 脚本・演出/まはる
東京に転校して三年がたった夏のある日、大学受験を控えた賢司は東京の友達を連れて、故郷の奈良へ帰る決意をする。
一方、三年前に交通事故で目と足が不自由になってしまったさち(さっちゃん)は自分の殻に閉じこもったまま抜けられず、退屈な日々を送っていた。ちょうどその時、偶然にも親友のよしこ(よっちゃん)に出会い、三年前のあの日のことを思い出す。「三年前も今日みたいに暑かったなぁ・・・」
今、それぞれの夏祭りが始まろうとしていた。
(2007年・初演 1997年)